芝とダートは、点数ではなく差で見る
2,801頭で確かめました。芝適性とダート適性の差で並べると、実際に芝を走った割合が16%から88%まで開きます。勝ち鞍で見るとさらに差が出ます。
成績データは2026.09.20時点(2020年以降・中央のみ)
見るのは点数ではなく、差です
芝適性とダート適性は、それぞれ0〜100で出しています。ただ、片方の点数だけを見ても、どちらを使われるかはあまり分かりません。効くのは2つの差です。
中央で3走以上した2,801頭(合計28,279走)で確かめました。全体では芝61%・ダート39%という内訳です。
| 芝適性−ダート適性 | 頭数 | 実際に芝を走った割合 | 95%の範囲 |
|---|---|---|---|
| −30〜−21 | 94 | 16% | 11〜20% |
| −20〜−11 | 129 | 20% | 15〜25% |
| −10〜−1 | 335 | 40% | 36〜44% |
| +0〜+9 | 1,362 | 63% | 61〜65% |
| +10〜+19 | 544 | 75% | 73〜78% |
| +20〜+29 | 266 | 82% | 78〜85% |
| +30〜+39 | 71 | 88% | 84〜93% |
16%から88%まで開きます。点数の高いほうを選んで当てにいくと68%で、全馬を芝と決めつけた場合の61%を7ポイント上回りました。
ただし差が小さい馬には、この見方は使えません。対象の半分にあたる1,362頭が差0〜9に入り、その63%は全体平均の61%とほとんど変わらないからです。差が小さい馬は、実際に両方の面で使われています。
勝った面で見ると、もっと開きます
出走だけでなく、勝ち鞍で見ると差はさらに大きくなります。2,801頭のうち、中央で1勝以上したのは1,498頭でした。
| 芝適性−ダート適性 | 1勝以上 | 芝だけで勝った | ダートだけで勝った | 勝ち鞍の芝率 |
|---|---|---|---|---|
| −30〜−21 | 57 | 2 | 52 | 8% |
| −20〜−11 | 75 | 5 | 66 | 10% |
| −10〜−1 | 178 | 50 | 108 | 37% |
| +0〜+9 | 724 | 431 | 244 | 67% |
| +10〜+19 | 271 | 226 | 36 | 86% |
| +20〜+29 | 150 | 120 | 20 | 86% |
| +30〜+39 | 43 | 38 | 4 | 90% |
差が−21以下だった94頭のうち、勝った57頭を見ると、52頭がダートだけで勝っています。芝だけで勝ったのは2頭でした。逆に差が+10以上の馬が挙げた勝ち鞍では、86〜90%が芝です。
どの年の馬でも同じ傾向でした
特定の世代だけの偏りではないかを確かめるため、産年ごとに分けました。
| 産年 | 点差+10以上の芝率 | 点差−10以下の芝率 |
|---|---|---|
| 2018年産 | 77%(120頭) | 23%(29頭) |
| 2019年産 | 74%(126頭) | 16%(33頭) |
| 2020年産 | 79%(145頭) | 21%(38頭) |
| 2021年産 | 82%(138頭) | 15%(37頭) |
| 2022年産 | 76%(189頭) | 16%(53頭) |
| 2023年産 | 81%(158頭) | 18%(53頭) |
6年分どの世代でも、同じ向きに出ています。
この数字の限界
ここで分かるのはどちらの面を使われたかであって、勝てる確率ではありません。どの面を使うかは、陣営の判断でも決まります。
中央の成績だけを見ています。地方へ移った馬の成績は入っていません。対象2,801頭のうち943頭は、地方でも走っています。
対象は2020年以降のレースで、中央で3走以上した馬に限っています。成績との突き合わせは馬名で行っているため、同名の馬は分けていません。