距離の書き方と、その当たり方
「マイル〜中距離」のように2つの帯で書いている理由と、書いた範囲を実際にどれだけ走ったかをまとめました。1つに絞るのをやめた経緯も書いています。
成績データは2026.09.20時点(2020年以降・中央のみ)
距離をどう書いているか
当サイトは、馬ごとの距離を「マイル〜中距離」のように2つの帯で書いています。4つの距離適性のうち最も高い数値を含め、そこから10点以内に入る帯をつなげたものです。
帯の区切りはこうしています。
| 帯 | 距離 |
|---|---|
| 短距離 | 1,000〜1,400m |
| マイル | 1,401〜1,799m |
| 中距離 | 1,800〜2,200m |
| 長距離 | 2,201〜3,600m |
1,800mを中距離に入れているのが、この区切りの要点です。中央でいちばん数の多い距離はダート1,800mで、ここをどちらに入れるかで見え方が変わります。
書いた範囲を、実際に走ったか
中央で3走以上した2,801頭について、書いてある範囲を実際にどれだけ走ったかを数えました。比べる相手として、全馬に同じ表示をした場合の割合も並べています。中央のレース全体では、短距離38%・マイル19%・中距離36%・長距離7%という内訳です。
| 表示 | 掲載馬 | 検証した頭数 | 出走が範囲内 | 勝ち鞍が範囲内 | 全馬に同じ表示をした場合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 短距離〜中距離 | 545 | 356 | 94% | 93% | 93% |
| マイル〜中距離 | 1,468 | 895 | 72% | 75% | 55% |
| 短距離〜マイル | 1,263 | 792 | 61% | 62% | 57% |
| 中距離〜長距離 | 1,162 | 758 | 60% | 64% | 43% |
「マイル〜中距離」は72%で、全馬に同じことを書いた場合より17ポイント高い結果でした。「中距離〜長距離」も60%で、17ポイント上回っています。
一方で「短距離〜中距離」の94%は、ほとんど情報がありません。この表示は3つの帯にまたがっており、全馬に同じことを書いても93%になるからです。幅を広げれば当たる割合は上がりますが、それだけ何も言っていないことになります。
数値の差は、距離の長さと並びます
帯を言い当てる力は強くありませんが、馬同士を並べる力はあります。長距離適性から短距離適性を引いた点差で並べると、実際に走った距離が順に伸びました。
| 長距離−短距離の点差 | 頭数 | 実際に走った距離の平均 | 勝った距離の平均 |
|---|---|---|---|
| −40〜−21 | 847 | 1,631m | 1,628m |
| −20〜−1 | 780 | 1,728m | 1,718m |
| +0〜+19 | 630 | 1,745m | 1,782m |
| +20〜+39 | 531 | 1,799m | 1,822m |
点差の端から端までで、平均170m、勝った距離では190mほどの違いがありました。この並びが偶然できる確率は、並べ替えを2,000回試して0回でした。
つまりこの数値は、「この馬はマイル向き」と言い切るための数値ではなく、「この馬はほかより長いところを使われやすい」と並べるための数値です。幅のある書き方をしているのは、そのためです。
この数字の限界
中央の成績だけを見ています。地方へ移った馬の成績は入っていません。対象2,801頭のうち943頭は、地方でも走っています。
2歳・3歳のうちは番組の都合で使える距離が限られます。若い時期の出走は中距離に寄りやすく、長距離はほとんど組まれません。
対象は2020年以降のレースです。帯の区切りは当サイトが決めたものです。成績との突き合わせは馬名で行っているため、同名の馬は分けていません。